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ぎっくり腰の対処法|治療法|予防法|ベルトを使います

腰痛レスキュー

LBP rescue ぎっくり腰の対処法・治療法・予防法

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更新日 2009-01-05 | 作成日 2008-10-17

腰痛ベルトを活用しましょう

腹筋のサポートをすることで腰への負担を減らす


IMG_2249a.jpgぎっくり腰からの痛みを軽減させるために、ぜひ一度試して頂きたいのがベルトを活用する方法です。

このベルトは「骨盤に巻くのか、腰に巻くのか」で商品名が多少異なります。使用する場合はお腹全体に巻けるような、やや縦幅の広いベルトを利用するといいでしょう。

腰の痛みを抱えたまま外出しなくてはならないときなどは
衣服の下に巻いて、少しでも腰の痛みを軽減させてお出かけください。

ベルトを選ぶときの注意点

1.サイズが合っているか確認する(ゆるめよりキツイのをお選び下さい)。

2.素材を確認する(硬さが異なる)。

3.縦幅が細すぎないか確認する。

スポーツ時も使用できるタイプは値段が高額ですが、通常のゴムバンドでも十分対応することができます。

腹腔内圧(ふくくうないあつ)とは?

腹腔内圧は腹筋にギュッと力を入れたとき(いきむ)にできる「お腹の中の圧力」のことです。

この圧力は後ろ側を背骨に、前側は腹筋による前後の壁によってお腹の中の圧力が一定に保たれています。

つまり腹筋力が低下すると、前側の壁が保つことができずにお腹の圧力が維持できなくなります。そのため腹腔内圧が低下していきます。腹圧の低下に伴い、腰への負担がどんどんと高くなっていきます。

物を持ち上げる時の腰と腹筋の負担割合

床に置いてある物を、前にかかんで持ち上げる時の動作の腰と腹筋の負担割合は約7(腰)対3(腹筋)の割合で、腰と腹筋が働いています。決して持ち上げる動作は腰の筋肉のみで行なっているのではありません。

なぜベルトを巻くと、ぎっくり腰の痛みが減るのか?

1・腰や骨盤の関節の動きが過剰になっている場合です。この動きすぎる関節を固定することで、腰周囲への負担が軽減して痛みが減ると 考えられます。

2・ベルトにより腹筋がサポートされて、腹腔内圧が維持できるためです。これにより腰への負担が軽減されると考えられます。
関節の動きが過剰なときこれは腰や骨盤の関節の安定性が悪く、グラグラと不安定な状態です。
出産をひかえた妊婦さんは、産道を開くために骨盤の靭帯が緩く(ゆるく)なります。とてもよく動く関節にはなりますが、逆に不安定でグラグラしてしまうというマイナスの一面もあります。

緩い関節を安定させるために、筋肉が防御的に過剰な筋緊張を起こすために痛みがおこる可能性があります。しっかりと固定できていたとしても、関節の安定性を取り戻すにはおよそ4週間の固定期間を必要とします(*妊婦さんは産後約5ヶ月)。

どの関節がグラグラで不安定なのかをしっかりと専門家が確かめた後にに、適切なベルトを選びましょう。骨盤の関節が緩い場合は骨盤用のベルトを使用し、腰椎という腰の関節が緩い場合は、腰椎用ベルトを使ってください。

IMG_2254a.jpg痛みの減る感じを確認しながら巻く位置を決めてください。腰椎用のベルトを使用するときは、おへそを中心とした腹部がカバーされるようにしてください。

オリンピックなどの重量挙げの選手が腰にベルトを巻いている姿を目にしたことはありますか?あれは、お腹の中の圧力を保って力が入りやすいようにすると同時に、腰への負担を最小限にするためにベルトをしているのです。

骨盤用のベルトを使用するときはお尻の半分以上が隠れるようにベルトを巻きましょう。ふとももの外側の出っ張った骨にも被さるくらいの位置を目安にしてください。苦しくない範囲でいいですが、多少強めに締めるといいでしょう。

モーリスの計算

物を持ち上げるときの、腰への負担を計算したものが「モーリスの計算」です。

これによると90キロの物を持ち上げるとき、腰の筋肉にかかる負担は932キロといわれています。
しかし腹腔内圧が正常に保たれていると(腹筋がしっかりしていると)腰への負担を30%も減少することができます。

つまりぎっくり腰ではなくても、腹筋力の低下がある人は過剰な負担が腰に日々かかっていることが考えられます。

また福島県立医科大学の教授による、腰を前かがみにしたときにかかる負担を測定したところ、体重約70キロの男性がまっすぐ立っていると60キロ程度の椎間板(腰骨のクッション)への負担が、前かがみになっただけで210キロに増大することが分かったそうです。

体重が重くないからといって、腰の負担が少ないと安心は出来ませんね。

その他の注意事項

動きすぎている不安定な関節を固定する場合は通常の場合は約4週間の固定が必要になってきます。

妊婦さんは出産から約5ヶ月間は、骨盤の靭帯をやわらかくしてしまう
ホルモンが分泌されるので、さらにそれから4週間後の出産から約6ヶ月間が骨盤の安定には必要になります。

しかし固定目的ではない、ぎっくり腰の痛みから逃れるためでのベルト使用は長くても1週間でベルトの使用を中止するべきでしょう。

またぎっくり腰以外の以下のような方はベルトの使用を中止することを勧めします。

1.ベルトを巻いても痛みに変化はない(辛くも、楽にもならない)。
2.なにか安心するので、何となくずっと使い続けている人。

長期間のベルト使用は、腹筋が働くことを身体が忘れてしまい結果的に腹筋力が低下する恐れがありますので注意が必要です。腹筋力の低下が、その後の腰痛の改善速度を遅くさせる恐れがありますので注意が必要です。